診療案内

ボツリヌス(ボトックス)療法について

痙縮について

脳卒中でよくみられる運動(機能)障害の一つに痙縮という症状があります。痙縮とは筋肉が緊張しすぎて、手足が動きにくかったり、勝手に動いてしまう状態のことです。

痙縮では、手指が握ったままとなり開こうとしても開きにくい、肘が曲がる、足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなどの症状がみられます。

痙縮による姿勢異常が長く続くと、筋肉が固まって関節の運動が制限され(これを拘縮(こうしゅく)といいます)、日常生活に支障が生じてしまいます。また、痙縮がリハビリテーションの障害となることもあるので、痙縮に対する治療が必要となります。

痙縮の症状

  • 筋肉が緊張しすぎてしまう状態で、手足がこわばったり、つっぱったりします。
  • 片まひと同じ側の手足にあらわれることがほとんどです。

ボツリヌス療法について

ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。

ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があります。そのためボツリヌストキシンを注射すると、筋肉の緊張をやわらげることができるのです。

診療について

診療科 診療日 診療時間
心臓血管外科 水曜日 午前9:00~午前12:00
リハビリテーション科
脳神経外科 午後16:00~19:00

お問い合わせ

電話:03-3607-0007