第一病院を開設してから今日まで、限られた空間の都市部では実現することが困難であった、医療スタッフや最新設備の充実を実現するために、日夜努力をしてまいりました。その根底には、常に患者様の立場に立った医療活動を行いたいという強い想いがあったようです。私も両親のそのような想いを損なわないように地域医療を担う中核病院としての役割を実践してまいります。
社会医療法人社団光仁会
会長 野村明子
令和6年7月より社会医療法人社団光仁会の理事長を拝命いたしました野村誠と申します。
当法人は私の祖父が設立し、現会長の野村明子が継承し、私が3代目の理事長となります。
これまで、「予防」と「治療」という医療の両輪を同時に提供できる最適な医療環境の充実、そして、心の触れ合いを大切に患者様の痛みを知り、少しでも明るい気持ちになっていただけるよう、心を込めて接することのできるスタッフの育成、この要素をしっかり機能させた医療施設として皆様の”健康生活づくり” のお役に立ちたいとの思いで進んでまいりました。
このような先代からの思いを大切にしつつ、今後の高齢者急増や人口減少問題等、医療・介護需要の変化に対し常に変化し続けることのできる体力ある法人運営を目指し邁進したいと考えております。
皆様方のご支援とご指導を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
社会医療法人社団光仁会
理事長 野村 誠
本院は、昭和22年(1947年)に第一医院として開設され、昭和37年(1962年)に病院に発展しました。その後、社会状況や医療状況の変化に応じてリハピリテーション施設、訪問看護ステーション、介護支援事業所を併設し、常に地域の方々の病気への対応や健康の維持に貢献してきました。
この地区は常磐線・千代田線で乗り換えなしに都心に容易にアクセスできることから、多くの若い人たちや中年の方々が移り住んできています。一方、この地区は古くから栄えた街でもあり、高齢者の方々も数多く住んでいます。当院は、この異なる二つの集団の方々に適切に対応すべく施設やシステムの改良・改善をしてきました。
常勤の医師は内科3名、外科4名、麻酔科1名で構成されていますが、それに加え、あらゆる領域の専門の先生方に毎週外来を担当していただき、また、入院患者様の治療にも携わってもらっています。さらに、内視鏡検査、CT、X線透視検査、超音波検査など、最良の医療を行うための医療機器も充実しています。また、第二次救急医療機関として24時間いつでも救急患者様を受け入れる態勢を備えており、年間1100台以上の救急車を受け入れています。
一方、最近の超高齢社会に対応するためにリハピリテーション部門の充実を図るとともに、他の病院や診療所との綿密な連携を推進してゆくための地域連携と医療相談を担当する医療福祉連携室の活動にも力を入れています。
私の専門である外科・消化器外科の領域では、大学病院や都心の大病院に引けを取らない手術治療、内視鏡治療を行っています。大腸癌、胃癌、膵臓癌、肝臓癌、胆石症、総胆管結石症、腸閉塞症、ヘルニア、急性虫垂炎などの手術を行っています。高齢者の方々も安心して手術が受けられるように、麻酔科の先生と協力して安全な手術を心がけています。内科系の疾患では、高齢の患者様が多いことから、誤嚥性肺炎、慢性心不全、脳梗塞などで入院される方が多く、経験豊富な看護師さんたちによるケアも充実しています。
本院は地域医療に根差した病院として、いくつもの併存疾患を持っているお年寄りの方々でも安心して診察が受けられるよう、患者様の目線にたった心のこもったケアを実践し、地域の方々にさらに信頼される病院になることを目指しています。
社会医療法人社団光仁会第一病院
病院長 杉原 健一
社会医療法人社団光仁会は、真に地域に根ざした皆様の病院として次のことを目指します。
地域住民の皆様の健康増進から疾病の予防、診断、治療およびリハビリテーション までの総合的な医療を実施しております。